JIA 建築家大会 2022 沖縄

展示/Exhibition

首里城の輪郭展 (一般公開プログラム)

概要
令和元年10月31日、首里城が不慮の火災に見舞われ全焼した。
県民はじめ多くの人々を悲しさが覆い、忘れられない日となった。
火災後、龍潭池の畔には、悲惨な光景を我が事として再確認するかのように人々が集まり、自らのアイデンティティを失った事に涙した。

琉球の歴史、沖縄の歴史を垣間見るとき、社会の在り様は、そのまま首里城の在り様に映し出されてきた。
が故に、首里城は「象徴」となり、沖縄文化の礎として心象に刻まれてきた。

丸3年が経ち、再建を望む声の後押しの中、令和8年度を目標に再建する目処が立ち、工事が着手される。

我々は、首里城の消失とは何であったのか?首里城とは何であるのか?を、沖縄が日本に復帰し50年を迎えた記念すべき年にJIA大会が重なったことから、戦後すべてを失った沖縄がいかにして復興したのか、現在では観光立県と称されるほどの魅力を保持し得る理由とは何なのか?に対し、建築をはじめ街の歴史を通じ今一度検証することで、首里の街から浸潤する琉球・沖縄文化の独自性について再考する企画展示を開催することとします。
場所
那覇文化芸術劇場 なはーと 小劇場
期間
10/20(木) 13:00~18:00
10/21(金)  9:00~18:00
主催
JIA沖縄支部